・エリア：山鹿市

・ジャンル：文化・歴史

・発行日：2013年07月01日


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近代の山鹿の偉人たちシリーズ020～江上津直・井上甚十郎～

  • 私財を投じ山鹿温泉を大改築、殖産興業の先駆け

    　江上津直と、津直より五歳年下の井上甚十郎は、多感な青年期を横井小楠の塾で学び、実学党の薫陶を受ける。実学とは「実際に役に立つ学問こそが最も大事であり、民の立場にたった政治を行わなければならない」という小楠の進取開明的な考え方で、この思想が二人の一生を決定付けた。
    　二人は、学舎を設け、児童教育の普及に尽力したほか、製糸や製茶、清酒醸造の改良を行い、山鹿や近隣の地域の殖産興業に努めた。特に私財を投じて山鹿温泉の大改築を行い、熊本県一の温泉場として発展させた。
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