・エリア:山鹿市

・ジャンル:文化・歴史

・発行日:2013年07月01日


・キーワード:

おすすめ 

・熊本ワード:

 

近代の山鹿の偉人たちシリーズ021~木村亀太郎~

  • 八千代座を設計、全盛期を支える

    明治43年に建設された八千代座の設計者で総支配人。青年期に長崎に渡り、測量技師として佐世保の軍港建設に従事する。そこで建築に関する技術を取得し、帰郷後、鹿本鉄道山鹿駅本社、山鹿小学校校舎、山鹿高等女学校校舎、薬師堂などを設計した。
     芝居小屋、八千代座建設は亀太郎の集大成とも言える事業。設計にあたっては全国の芝居小屋を丹念に見学し、勉強のため上海の劇場も視察した。そうして和洋折衷の威風堂々たる芝居小屋が完成した。画才もあり八千代座の天井広告の下絵を描いた。また、灯籠師としての腕も一流で、近世の名人と言われた木村仙太郎に師事した。
     絵を描き、建築や灯籠製作、八千代座の興業などで多彩な才能を発揮したことから、山鹿のレオナルド・ダ・ヴィンチといわれる。
  • ウェブサイト: -