・エリア:山鹿市

・ジャンル:文化・歴史

・発行日:2013年07月01日


・キーワード:

おすすめ  注目! 

・熊本ワード:

 

近代の山鹿の偉人たちシリーズ014~長野濬平~

  • 熊本県の近代蚕糸業の開祖

     横井小楠の塾で学んだ濬平は、二十四歳のときに、玉名郡南関に招かれて塾を開く。養蚕の研究に力を入れ、「養蚕富国論」を提唱。四十代後半から全国の養蚕先進地を視察。熊本藩に桑を植えることや養蚕試験所設立を提言。養蚕の普及と製糸の機械化により、殖産興業と輸出貿易の振興を目指した。
     濬平は、過酷な試練に何度も見舞われるが不屈の精神で乗り越え、明治二十六年に設立した熊本製糸合資会社では、努力の結果、遂に日本一の製品と評価され、海外に輸出されるようになった。
    明治二十九年には、長年にわたる養蚕・製糸業の発展に尽くした功績が認められ、熊本県で初めて緑綬褒章を受章した。
  • ウェブサイト: -